沖縄でワンナイトラブ 2024/06/10 Mon 沖縄でワンナイトラブ 大学の卒業旅行で沖縄に来た俺たち。グループ内で最も調子の良い奴が、昼間にナンパした女子達とバーに行こうと言い出した。なんでも昼間の海の家が、夜は軽い食事に酒やカクテルを出しているらしい。 俺はあまり気乗りしなかったが、他の奴等が乗り気だったので付いて行った。 バーにて、昼は家族連れも多かった店内が薄着のチャラチャラした男女で溢れかえっている。やっぱり来なければよかった。俺は早速後悔した。友達は、というともう例の女たちを見つけてお楽しみを開催している。そんな彼らを軽く見下し俺はカウンター席へと移動する。すると、そこには美しい翠髪をした綺麗な男が座っていた。 俺が釘付けになっていると、その男は気さくにも声をかけてきた。 「ご一緒にどうですか?」 愛らしい笑顔で。 男はどうもここの出身ではないようだった。聞いてみると、仕事の関係で2週間近くここに滞在しているのだそうだ。このバーに来るのは初めてで、慣れないことはするもんじゃないと苦々しく笑っていた。 俺は男にカクテルを勧められた。普段は酒に弱くて飲めたものではなかったが今日だけなら、と男にすすめられるままに数杯飲んだ。頭がくらくらする。 「気分が優れないのでしょうか?あそこで少し休んでいきましょう」 気づけば俺は男にホテルへ連れ込まれてしまっていた。部屋に入ってからも俺達はまた酒を頼んだ。 「俺さんとのお喋りは楽しいです」 なんて彼が言うのに、俺はいい気になってさらに酒を煽る。そんな感じで戯れていると、急に俺の股間へ彼の手が伸びてきた。流石に驚く俺。 「すみません。つい、楽しくて」 そう言う彼は、とは言いつつ股間の上から手をどかさない。俺はこの状況に興奮して、素直に股間をおっ勃てた。 俺達はそのまま雪崩込むようにベッドに移動した。俺がシーツに背を預け、陰部だけが重力に逆らってそびえ立っている。彼はそんな俺に跨って、尻の孔を俺の陰部の先端にくっ付けたり離したりしながら後ろ手にゆっくり扱いていく。挿入るか挿入らないかの瀬戸際で、先端にのみ集中するフニフニとした柔らかな襞の感触は、次第に俺の射精感を強めていった。 「イきそう……っ」 絞りカスのような情けない声は、そんな彼の何かしらのスイッチを刺激したようで、俺を扱いていた手はピタリと止まってしまった。 「へ……?」 「ふふ」 彼は出会った時の笑顔とはまた違う、悪魔のような笑みを浮かべて、俺の頬にキスをした。 「……なんで」 「いえ、あまりに愛らしくて」 それだけ言うと今度は唇を重ねてきた。彼の滑らかな尻の質感を俺の陰部が繊細に拾いながら、部屋には互いの唾液が混ざり合うクチュクチュとしたいやらしい音が響いている。 「んっ…っはぁ」 生暖かい息遣いが口周りを覆って、酒のせいか目もかすみ、彼の輪郭がぼんやりと白んできた。その代わり、他の器官が敏感になって俺を襲う。 彼の舌遣いは素晴らしかった。歯列を丁寧になぞり、かと思えば上口蓋を舌先でチロチロと細かく刺激される。口内を自由に這い回る彼の舌は捕らえようがなく、自身の舌の所在を探っている内に彼のが俺の舌の裏筋に入り込んだ。 「んぶ…」 それは少し苦しくて、息の仕方を忘れるほどの快感であった。 「おれひゃん、いきをしてくらはい」 口内でこだまする、低く穏やかな彼の声に遠のいていた意識がヒュンっと戻る。口元は顎にかけて唾液でびちょびちょだ。 「ふふ。流石に、やりすぎてしまいましたな」 彼は聖母のような微笑みを湛え、慈悲深く俺の涎を手のひらで拭い去った。 「それでは、本番といきましょうか」 言葉の意味を理解するのに脳は要らなかった。何故なら俺の陰部はもう限界を迎えていたから。 彼は「よっこいしょ」と若くて綺麗な見た目に似合わない掛け声と共に、俺の先端に孔をあてがった。しかし、俺の涎だけでは潤滑油として役不足。微かに濡れた彼の蕾が強く押し当てられるという、なんとも言えない時間が体感数分続いた。お陰で俺は彼の孔の形を覚えてしまえそうだった。敢えて花に例えるなら開花間近の桃の蕾だろうか。 「っふぅ…中々難儀なものですな。事前に準備も済ませたのですが…」 諦めたのか、彼は腰を浮かせて枕元を探った。 「ローションは…あぁ、ありました」 避妊具と一緒に備えられていた潤滑液を手に取り、よく指に絡ませてから彼は自身の孔に指を一本、二本と咥えさせていく。 「っんん…」 すっかりマグロ状態な俺の上で心地悪そうな声を漏らす彼にピンときた。多分この人初めてだ。 俺は名前も知らないこの男の背景に想いを馳せようとした。が、できなかった。早くこの熱をどうにかしてしまいたい。慣れない手つきでヌチヌチと孔をほぐす彼を、俺は己の衝動に任せて押し倒した。 「俺…さん?」 アルコールは俺の全てを支配した。視覚、聴覚、嗅覚に味覚、そして触覚まで。五感の全てが鈍感になり、代わりに脳がそれを想像で補う。故に今、彼がどのような表情で俺と行為に及んでいるのか確かめることができない。よって当時の俺には、この問いかけがこのように聞こえていた。 「早く挿入れてください♡」 俺は入口を強めにノックしてから、中へと強引に押し入った。彼の中は狭くて、下手するとちんこをもぎ取られそうなくらい窮屈だった。完全な処女孔である。しかし、ここで抜いてしまっては男が廃る。据え膳食わぬはなんとやら。俺はゆっくりピストン運動を始めた。 最初はぐぅ…とか、ぬ゛っ…とか言って俺を押し退けようとしていた彼も、ピストンを繰り返している内にほぐれてきたのか、気持ちよさそうに喘ぐようになった。準備がなんとか言ってたもんな。俺は納得して、沸々と沸き上がる罪悪感を性欲で完封した。冷たかったローションは彼の熱を吸い取り、俺を奥の奥へと温かく導いてくれる。 ジュポッジュポッ あぁ、気持ちいい。もっと、もっと欲しい。激しく腰を打ち付ける中、汗が吹き出し目に入る。彼の身体も汗ばんでいるのが摑んでいる腕の感触からも分かる。彼の腸壁がうねうねと波打ち、精液を絞り出そうとしてくる。っはぁ…もう限界だ。でも、ここで出してしまっては勿体ない。酒に呑まれた今、俺の残機はたかが知れてる。 俺が一旦引き抜こうとすると、彼がその長い脚で腰をがっちりホールドしてきた。 「っう……〜〜〜!!!!」 瞬間、声を上げたのは彼の方だった。どうやら強く引き寄せすぎたせいで、俺のがS字結腸まで入り込んでしまったらしい。中が凄まじいうねりを起こす。半端ない加減で揉みくちゃにされた俺のちんこは悲鳴を上げ、精を吐き出し、同時に俺も気を失った。 どのくらいそうしていたのだろうか。気づけば俺は、中に出したまま眠ってしまっていて、起きたら彼はいなかった。 代わりにテーブルの上にメモ用紙が一枚『昨夜は楽しい一時をありがとうございました。また御縁があればお会いしましょう。それでは』と書かれており、これがワンナイトというやつか…と放心状態になる。フロントへ鍵を返して外へ出ると、もう昼だった。 地図アプリを使って元々泊まっていたホテルに戻る。カードを翳し扉を開けると、昨日一緒にバーに行った面子が何人か集まっていて、俺の顔を見るなり「昨夜はどうだった」と好奇の目を向けてきた。 「どうもしないよ」 俺は飛びかかってくる質問を適当にはぐらかし、ベッドにぐったり沈み込んだ。初めての二日酔いだった。 帰りの飛行機の中、昨夜の行為に思いを馳せる。酒が回っていて、あの時のことはあまり覚えていなかったが、感覚としては残ってる。『最っ高だった…』俺は余韻に浸って瞼の裏に何度もあの男のことを見た。 一方、彼――もとい風早巽は事実アレが初めての男との性交渉だった。あの日の巽は出張の寂しさがピークに達していて、自分でも驚くような行動に出てしまっていたのだ。 『ふふ。慣れないこともたまにはいいものですな』 ほんの少し哀愁漂う表情を浮かべ、微笑む彼はワンナイト相手より1便前の飛行機に乗って東京にある本社へと帰っていった。 沖縄でワンナイトラブ編(終) 次の話〉〉 ページTOP
大学の卒業旅行で沖縄に来た俺たち。グループ内で最も調子の良い奴が、昼間にナンパした女子達とバーに行こうと言い出した。なんでも昼間の海の家が、夜は軽い食事に酒やカクテルを出しているらしい。
俺はあまり気乗りしなかったが、他の奴等が乗り気だったので付いて行った。
バーにて、昼は家族連れも多かった店内が薄着のチャラチャラした男女で溢れかえっている。やっぱり来なければよかった。俺は早速後悔した。友達は、というともう例の女たちを見つけてお楽しみを開催している。そんな彼らを軽く見下し俺はカウンター席へと移動する。すると、そこには美しい翠髪をした綺麗な男が座っていた。
俺が釘付けになっていると、その男は気さくにも声をかけてきた。
「ご一緒にどうですか?」
愛らしい笑顔で。
男はどうもここの出身ではないようだった。聞いてみると、仕事の関係で2週間近くここに滞在しているのだそうだ。このバーに来るのは初めてで、慣れないことはするもんじゃないと苦々しく笑っていた。
俺は男にカクテルを勧められた。普段は酒に弱くて飲めたものではなかったが今日だけなら、と男にすすめられるままに数杯飲んだ。頭がくらくらする。
「気分が優れないのでしょうか?あそこで少し休んでいきましょう」
気づけば俺は男にホテルへ連れ込まれてしまっていた。部屋に入ってからも俺達はまた酒を頼んだ。
「俺さんとのお喋りは楽しいです」
なんて彼が言うのに、俺はいい気になってさらに酒を煽る。そんな感じで戯れていると、急に俺の股間へ彼の手が伸びてきた。流石に驚く俺。
「すみません。つい、楽しくて」
そう言う彼は、とは言いつつ股間の上から手をどかさない。俺はこの状況に興奮して、素直に股間をおっ勃てた。
俺達はそのまま雪崩込むようにベッドに移動した。俺がシーツに背を預け、陰部だけが重力に逆らってそびえ立っている。彼はそんな俺に跨って、尻の孔を俺の陰部の先端にくっ付けたり離したりしながら後ろ手にゆっくり扱いていく。挿入るか挿入らないかの瀬戸際で、先端にのみ集中するフニフニとした柔らかな襞の感触は、次第に俺の射精感を強めていった。
「イきそう……っ」
絞りカスのような情けない声は、そんな彼の何かしらのスイッチを刺激したようで、俺を扱いていた手はピタリと止まってしまった。
「へ……?」
「ふふ」
彼は出会った時の笑顔とはまた違う、悪魔のような笑みを浮かべて、俺の頬にキスをした。
「……なんで」
「いえ、あまりに愛らしくて」
それだけ言うと今度は唇を重ねてきた。彼の滑らかな尻の質感を俺の陰部が繊細に拾いながら、部屋には互いの唾液が混ざり合うクチュクチュとしたいやらしい音が響いている。
「んっ…っはぁ」
生暖かい息遣いが口周りを覆って、酒のせいか目もかすみ、彼の輪郭がぼんやりと白んできた。その代わり、他の器官が敏感になって俺を襲う。
彼の舌遣いは素晴らしかった。歯列を丁寧になぞり、かと思えば上口蓋を舌先でチロチロと細かく刺激される。口内を自由に這い回る彼の舌は捕らえようがなく、自身の舌の所在を探っている内に彼のが俺の舌の裏筋に入り込んだ。
「んぶ…」
それは少し苦しくて、息の仕方を忘れるほどの快感であった。
「おれひゃん、いきをしてくらはい」
口内でこだまする、低く穏やかな彼の声に遠のいていた意識がヒュンっと戻る。口元は顎にかけて唾液でびちょびちょだ。
「ふふ。流石に、やりすぎてしまいましたな」
彼は聖母のような微笑みを湛え、慈悲深く俺の涎を手のひらで拭い去った。
「それでは、本番といきましょうか」
言葉の意味を理解するのに脳は要らなかった。何故なら俺の陰部はもう限界を迎えていたから。
彼は「よっこいしょ」と若くて綺麗な見た目に似合わない掛け声と共に、俺の先端に孔をあてがった。しかし、俺の涎だけでは潤滑油として役不足。微かに濡れた彼の蕾が強く押し当てられるという、なんとも言えない時間が体感数分続いた。お陰で俺は彼の孔の形を覚えてしまえそうだった。敢えて花に例えるなら開花間近の桃の蕾だろうか。
「っふぅ…中々難儀なものですな。事前に準備も済ませたのですが…」
諦めたのか、彼は腰を浮かせて枕元を探った。
「ローションは…あぁ、ありました」
避妊具と一緒に備えられていた潤滑液を手に取り、よく指に絡ませてから彼は自身の孔に指を一本、二本と咥えさせていく。
「っんん…」
すっかりマグロ状態な俺の上で心地悪そうな声を漏らす彼にピンときた。多分この人初めてだ。
俺は名前も知らないこの男の背景に想いを馳せようとした。が、できなかった。早くこの熱をどうにかしてしまいたい。慣れない手つきでヌチヌチと孔をほぐす彼を、俺は己の衝動に任せて押し倒した。
「俺…さん?」
アルコールは俺の全てを支配した。視覚、聴覚、嗅覚に味覚、そして触覚まで。五感の全てが鈍感になり、代わりに脳がそれを想像で補う。故に今、彼がどのような表情で俺と行為に及んでいるのか確かめることができない。よって当時の俺には、この問いかけがこのように聞こえていた。
「早く挿入れてください♡」
俺は入口を強めにノックしてから、中へと強引に押し入った。彼の中は狭くて、下手するとちんこをもぎ取られそうなくらい窮屈だった。完全な処女孔である。しかし、ここで抜いてしまっては男が廃る。据え膳食わぬはなんとやら。俺はゆっくりピストン運動を始めた。
最初はぐぅ…とか、ぬ゛っ…とか言って俺を押し退けようとしていた彼も、ピストンを繰り返している内にほぐれてきたのか、気持ちよさそうに喘ぐようになった。準備がなんとか言ってたもんな。俺は納得して、沸々と沸き上がる罪悪感を性欲で完封した。冷たかったローションは彼の熱を吸い取り、俺を奥の奥へと温かく導いてくれる。
ジュポッジュポッ
あぁ、気持ちいい。もっと、もっと欲しい。激しく腰を打ち付ける中、汗が吹き出し目に入る。彼の身体も汗ばんでいるのが摑んでいる腕の感触からも分かる。彼の腸壁がうねうねと波打ち、精液を絞り出そうとしてくる。っはぁ…もう限界だ。でも、ここで出してしまっては勿体ない。酒に呑まれた今、俺の残機はたかが知れてる。
俺が一旦引き抜こうとすると、彼がその長い脚で腰をがっちりホールドしてきた。
「っう……〜〜〜!!!!」
瞬間、声を上げたのは彼の方だった。どうやら強く引き寄せすぎたせいで、俺のがS字結腸まで入り込んでしまったらしい。中が凄まじいうねりを起こす。半端ない加減で揉みくちゃにされた俺のちんこは悲鳴を上げ、精を吐き出し、同時に俺も気を失った。
どのくらいそうしていたのだろうか。気づけば俺は、中に出したまま眠ってしまっていて、起きたら彼はいなかった。
代わりにテーブルの上にメモ用紙が一枚『昨夜は楽しい一時をありがとうございました。また御縁があればお会いしましょう。それでは』と書かれており、これがワンナイトというやつか…と放心状態になる。フロントへ鍵を返して外へ出ると、もう昼だった。
地図アプリを使って元々泊まっていたホテルに戻る。カードを翳し扉を開けると、昨日一緒にバーに行った面子が何人か集まっていて、俺の顔を見るなり「昨夜はどうだった」と好奇の目を向けてきた。
「どうもしないよ」
俺は飛びかかってくる質問を適当にはぐらかし、ベッドにぐったり沈み込んだ。初めての二日酔いだった。
帰りの飛行機の中、昨夜の行為に思いを馳せる。酒が回っていて、あの時のことはあまり覚えていなかったが、感覚としては残ってる。『最っ高だった…』俺は余韻に浸って瞼の裏に何度もあの男のことを見た。
一方、彼――もとい風早巽は事実アレが初めての男との性交渉だった。あの日の巽は出張の寂しさがピークに達していて、自分でも驚くような行動に出てしまっていたのだ。
『ふふ。慣れないこともたまにはいいものですな』
ほんの少し哀愁漂う表情を浮かべ、微笑む彼はワンナイト相手より1便前の飛行機に乗って東京にある本社へと帰っていった。
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